WordPressの仕事と単価の話【これからWPを仕事にしたい人向け】

2020/05/25

(更新日:2020/05/25

WordPressの仕事と単価の話【これからWPを仕事にしたい人向け】

今は副業とかでプログラミングを始める人もいますし、エンジニアとして働いていきたいという人もいるかと思います。

この記事ではWordPressの「仕事」と「単価」の話をしていきます。
これからWPエンジニアになりたい方や、個人の副業でWPで稼げるのか知りたい人は参考になると思います。

私自身の経歴を少しお話すると、WPの仕事は7年くらいやっていて、今はフリーランスのフロントエンドエンジニアをやっています。

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WordPressにはどんな仕事があるのか?

まず、どんな仕事があるのか。
ここで4つ、難易度順に紹介します。

難易度の一番低いものから、どんな仕事かと単価をみていきます。

4.WPサイトのメンテナンス・改修作業

WPサイトのメンテナンスの仕事というのは、すでにあるサイトの細かい作業です。

不満のある部分を改修したいとか、アップデートに伴うメンテナンスとかです。
これはクラウドソーシングのWP依頼で一番多いものです。

単価としては、1日あたり2万〜3万くらいです。
1・2日で終わる仕事が多いです。

3.有料・無料テーマから子テーマをつくるWPの構築

これは企業や個人のブログ作成です。
既存のテーマを使って、必要な部分のみを改修します。

ほとんど元のテーマのままで良い場合は、作業期間は短いですが、色々変更したいという依頼も多く、なんだかんだ時間がかかる場合もあります。

クラウドソーシングでも比較的多い仕事です。

期間としては、1〜3週間くらい。
10〜30万くらいの仕事が多いです。

2.コーポレートサイトにWPを組み込む

これは一般的なサイト制作のように、一からデザインを作り、コーディングして、WPを組み込むという流れです。

担当する範囲としては、デザインはデザイナーに依頼して、コーディングとWP組み込みをするか、HTMLコーディング済データをもらって、WP組み込みのみです。

主に企業のコーポレートサイトを作る仕事です。
企業のサイトで、お知らせとか商品ラインナップとかを、社内で更新したい、という要望からの仕事です。

こういった仕事は、直接営業するか、web制作会社からお仕事をもらう事が多いです。

期間としては、2週間〜1ヶ月くらい。
40〜80万くらいの仕事が多いです。

1.WPをヘッドレスCMS化するサイト制作

最後が一番難易度が高い仕事です。

ヘッドレスCMSと言うのは、簡単に言うと管理画面のシステムと、表示側を分けた作りのことです。
このあたりは分からなくてもOKなのですが、今回はWPの仕事として入れてみました。

WPはあくまでデータを保存するために使って、json形式で出力。
表示側はvue.jsとかを使ってサイトを作ります。

これはvue.jsやnuxt.jsを使うため、フロントエンドの高い知識も必要になります。

期間は1〜2ヶ月くらいで、単価は80万〜200万くらいです。

どういったWPの仕事をするのがおすすめか?

1〜4まで上げましたが、どの仕事をするのがコスパ良いのかということですが、

結論はweb制作会社に営業メールを送って「2.コーポレートサイトにWPを組み込む」という仕事が一番良いです。

予算がきっちりとある仕事が多いから、というのが理由です。

個人の副業の場合は「4.WPサイトのメンテナンス・改修作業」です。
理由は案件の規模が小さいので、土日だけしか副業できない、という人に最適です。

WPで一番おすすめしない仕事

で、一番おすすめしない仕事は「3.有料・無料テーマから子テーマをつくるWPの構築」です。

なぜかと言うと、そもそも既存テーマを使って安く済まそうと考えている時点で予算が少ないからです。

にもかかわらず、あれしたい、これしたいという要望が多かったり、最初の時点でわかれば見積もりに加えたり相談できますが、あとからも結構出てきます。

もちろん追加分は再度見積もりすればよいのですが、にしても「クライアント側の予算感と、実作業の工数が合わない事」が多々あります。

最後に:どんな人がWordPresseエンジニアになるべきか

結論から言うと、エンジニアとしての仕事を「幸せに生きるための選択肢」として考えている人です。

どういうことかと言うと、例えば「将来フリーランスで高い報酬を得たい」とか、「リモートワークで地方や海外で生活したい」など。
エンジニアの仕事の良いところを人生に取り入れたい人です。

逆に「プログラマとして輝かしいキャリアを望んでいる人」は、WordPressをやらないほうが良いです。

なぜかと言うと、賛否あるとは思いますが、私はエンジニアが最初の3年で仕事にするプログラミング言語は、とても大事だと思っています。

この最初の3年でエンジニアのキャリアの方向性が決まると思っていて、最初に難しい言語をやるほど、プログラマとしての能力が高くなると感じています。