【レビュー】「直感と論理をつなぐ思考法」の感想<本当にやりたい事を見つける方法>

本書では今の時代は、大風呂敷の「妄想」とも言えるようなものを発信して実行している人に人・物・金が集まる、と書かれています。

では、自分がやりたい事(妄想・夢)は何なのか?

それを見つけるための思考法や、トレーニング方法を本書では説明しています。
こちらが内容の簡単なまとめです。

直感と論理をつなぐ思考法まとめ

  • 今は世の中の変化が激しすぎて、過去の経験に基づいた予測が機能しない時代
  • データやロジックに基づいてプロジェクトを起こす考え方が通用しなくなった
  • 一人の「妄想」から生まれる夢に人・物・金が集まる時代
  • 「他人モード」の人がほとんどで、変化が激しい現代では振り回されている
  • 人生を楽しみ生き抜くためには「自分モード」でいることが大事

この本を読んでの私の感想を書いていきます。

「直感と論理をつなぐ思考法」では、デザイン思考の方法が参考になる

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デザイン思考というのは、「デザイナーが制作物を生み出す過程の思考・プロセスを、ビジネスの世界で使おう」と言うものです。

簡潔に言うと、まずは誰にでも見える物(プロトタイプ)を作ってから、ブラッシュアップをしてチームの意見を聞き課題を出していくという方法です。

これをやるメリットとして、新しい企画なりを考える段階で「アイデアまとまらなくて・・・」みたいな事を避けられます。

なぜなら、「もの」を作ることから始めるため、程度の差はあれど何かしらの「もの」は必ず出来るからです。

具体的なデザイン思考の過程は、こちらの3つに分けられています。

  • 考える前に手を動かして作る(プロトタイピング)
  • 五感を活用して統合する(両脳思考)
  • 生活者の課題をみんなで解決する(人間中心共創)

考える前に手を動かして作る(プロトタイピング)

不完全なアウトプットを起点に進めていくことを、プロトタイピングと言います。

何かプロジェクトを始めるときに、「企画書」を作るのではなく、「発想する」からはじめる。

子供が粘土遊びをするときに、はじめから作るものが決まっているわけではなく、手を動かすことで「ぞう」や「くるま」が出来上がっていきます。
この「手で考える」ことが大切です。

これは、デザイン思考で言うところの、「考えるためにつくる」という芸術家などが物をつくる時に使う一つの方法です。

五感を活用して統合する(両脳思考)

「論理能力の優れたエンジニアは、新しいものを生み出す創造性を失っていくのではないか?」

こうした危機感から生まれたものが、両脳思考という「右脳/左脳」「論理/直感」「言語/イメージ」といった二項対立の両者を統合しながら新しいものを作るという考え。

これはどちらかに偏った考え方ではなく、直感と論理を自由に行き来する「往復運動」こそが、デザイン思考の本質です。

往復しながら考えるには、言語脳(左脳)とイメージ脳(右脳)を自覚的に切り替えながら発想をしていきます。

たとえば、プロトタイピングで物をつくり(右脳)、作ったものに対して「言葉」で落とし込んで見る(左脳)。
例えば名前をつけてみたり、キーワードを考えて列挙してみたりします。

生活者の課題をみんなで解決する(人間中心共創)

プロトタイピングの段階では、一人で孤独に創作をします。
しかし、そこから先はメンバーでプロトタイプに対する、議論を行います。

これによって、アイデアが進まなくなる事を避け、本人が見落としていた発想が出てくるかもしれません。
これは物が目の前にあるという、プロトタイピングのメリットです。

デザイン思考は、チームが共通して抱えている課題を解決するためには、非常に心強いアプローチとなります。

デザイン思考は、だれでも出来る手法ではない?

本書を読んでいて、デザイン思考というものは今までに無い発送法だなと思いました。
しかし、これを会社の仕事として、一般社員がやるのは難しいのかなと思います。

例えばプロジェクトで「まずはプロトタイプを作ろう!」なんて言っても、上司には理解されないでしょう。
なので、本当に会社やチームで取り入れるなら、立場のある人が理解している必要がります。

少なくともデザイン思考については、個人で仕事をしている人や、副業(プライベートプロジェクト)など、一人で完結出来るものから手召してみるのが良さそうです。

誰でもできる「自分モード」で思考する方法がタメになった

デザイン思考というのと同じくらい重要なこととして、自分のやりたいこと(妄想)を見つける必要があります。

現代は仕事やSNSで常に「他人モード」で居る人が多いです。
そんな人は変化が激しい中で振り回され続け、自分がどう思っているかを考える事ができなくなっています。

これからの人生を楽しみ生き抜くには、「自分モード」で自分がやりたいこと(妄想)や、自分が幸せに生きる方法を考える必要があります。
そのためには、意識的に「自分モード」で思考する時間を作ることが大切です。

そのためのトレーニングとして、自分の感情や考えていることを書き出す「余白のデザイン」という手法を本書では紹介しています。

「妄想」を「戦略」に落とし込むトレーニング

この本でかなりページを割いているのは、どうやって「妄想」を「戦略」に落とし込むかです。

これは、「ビジョン思考 = 直感と論理をつなぐ思考法」と言っており、その訓練である「余白のデザイン」では以下のトレーニングを毎日やります。

  • いますぐ一冊のノートを買うこと(A6・無地のモレスキンノートがおすすめ)
  • いますぐカレンダーに、毎朝15分、ノートを書くためだけの予定をいれること
  • ルールは「手書き」「一ヶ月続ける」「人に見せない」「毎日2ページ埋めるなどルールを作る」こと
  • 最後はポジティブな感情で締めくくる

この「余白のデザイン」で、自分の感情をアウトプットする訓練ができます。
すなわち「自分モード」の時間を意図的に作ることができるようになります。

この本では、その他にスケッチをすることで「知覚力を磨く」方法なども紹介してる、その辺りの訓練方法を知りたい人は本書を購入してみるのがおすすめです。

「直感と論理をつなぐ思考法」は、こんな人にオススメです

本書は、「自分のやりたいことが分からなくなった人」におすすめです。

おそらく今は、SNSなどで常に人と関わっており、他人に合わせて生きる人(他人モード)が非常に多い時代です。

色々トレーニングが書かれていますが、根本的な問題は「一人で思考すること」機会があまりにも少ないことです。

一人で思考するようになると、行き過ぎた承認欲求など他者と関わることで抱える問題に対しての解決方法でもあります。

一人で思考するために私がやっている事

基本的に、人と一緒に過ごしたり、人と話をすると深い思考が出来ません。
また、普段に合う人の思考に引っ張られたりもします。

今の環境を変えたい人、新しいことを始める人にとって、一人になる時間はとても大切です。

私は、ソロキャンプで焚き火をしながら、一人になる時間を作っています。

キャンプ場は夜は何も見えないくらい真っ暗です。
その非日常空間で、一人焚き火を前に心を落ち落ち着けます。

周囲が真っ暗で、焚き火しか見えないので、嫌でも目の前に集中して、頭の中が空っぽになります。
一度頭を空っぽにしてからは、Kindleでビジネス書読んだり、自分の人生について考えたりしています。

ソロキャンプをはじめてからは、結果として生活環境を大きく変えました。
会社員からフリーランスになり、仕事時間が圧倒的に減らして生きています。

どう影響があるかは人それぞれですが、30歳超えて気づいたことは、大人はどこかで自分と向き合う時間が必要だということです。

その空間づくりには、ソロキャンプはとてもおすすめです。
大人の趣味として、こちらの記事でソロキャンプについて詳しく紹介しています。

【大人の趣味】ビジネスマンがソロキャンプで一人の時間をつくるメリット

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