私は元々ブラックな営業職をしていましたが、スクールに通い転職して10年以上働いてきました。
私自身も講師アシスタントというアルバイトをしていたり、講師をしていた同僚もいるためスクールの内情など知る機会がありました。
この記事では、未経験者がプログラミングスクールを選ぶと時のポイントから、おすすめのスクールについて書いていきます。
目次
プログラミングスクール選びは学習時間が一番重要(カルキュラム時間+自主学習時間)
私の経験から、プログラミングスクール選びで一番重要視したいのが学習時間(カルキュラム時間+自主学習時間)です。
何故かと言うと、プログラミングを習得できる時間は人それぞれで、理解が早い人は300時間で習得できますが、そうでない人は500時間以上かかります。
ほとんどのスクールは200時間未満のカルキュラムですが、スクールの講師の人に話を聞くと、スクールが終わった時点で転職できるのは3割もいないとか。
実際に私が通っていたスクールも、終わった時点で転職できたのは2割ぐらいでした。
プログラミングスクールは独学よりも学習効率などは上がりますが、それでも身につけるためには時間が必要となります。
私はスクールで300時間プログラミングを学んでもダメだった
私は10年以上前ですがデジハリのPHP講座に通っていました。
(デジハリは今はデザインや3DCGがメインで、PHP講座は無くなった講座です。)
当時はそもそもスクールが少なく、選べるほど選択肢はありませんでした。
講座内容は可もなく不可もなく、カルキュラムは3ヶ月で100時未満、自主学習含めて300時くらい勉強に使いました。
結果、学習コストが低いと言われているPHPでも一からオリジナルのWebサービスをつくれるレベルにはなりませんでした。
なんとなくコードの理解は出来るし、コードをネットから持ってきて使ったりはできるが、一から作りたいWebサービスは作れない理解度でした。
とにかく覚えることが多すぎなのと、学習速度が早すぎて1ヶ月経つ頃には講師に質問したくても自分が何を理解できないのか分からない状態でした。
そんな状態なのでエンジニアの就職は諦めて、Webデザインやマークアップなど追加で2つの講座を受けて、Webデザイナー兼マークアップエンジニアとして働きはじめました。
PHPが自分で理解できるようになったなと思ったのは、働きながら独学で勉強を続けた1年後です。
当時は『teratail』の様にプログラミング質問サイトのようなものも無かったので、独学も非常に時間がかかりました。
プログラミングの習得は人によって大きく差がある
プログラミングスクールで挫折してた私も10年以上エンジニアとして働いてきて、プログラミングを人に教えたりする立場にもなりました。
自分も挫折してきましたし、プログラミングが苦手な人に教えてきたからこそわかるのですが、プログラミングは時間をかければ誰でも身につけることが出来ます。
ですが、プログラミングの習得は人によって大きく差があります。
スクールは「講師に質問できる環境」が一番のメリットなのですが、カリキュラムについていけなくなると何を質問すれば良いかが分からない状態になり、そのメリットを活かせません。
そのため学習時間を長くとっているスクールほどプログラミングスキルが身につきやすいと言えます。
学習時間以外でプログラミングスクール選びで気にすること?
プログラミングスクール選びで他に気にしたほうがいい事を話していきます。
- プログラミングスクールの講師の質
- プログラミングスクールの費用の話
プログラミングスクールの講師の質
スクールの講師質は、正直に言ってしまうとスクール費用の高さと講師質は比例します。
プログラミングスクール講師にはどんな人がなるかというと、仕事がないフリーランスや、学生アルバイトがほとんどです。
そのため講師にはあまり期待しないほうが良いです。
特に費用の安いスクールは、業務経験なんてない大学生アルバイトが講師をしている事も多いです。
カルキュラムについての質問は答えられるように訓練を受けていますが、例外的な質問をすると回答まで時間がかかったりします。
ちなみに、講師の時給はだいたい2500〜3000円で、学費の高いスクールだと4000円ほどです。
私を例にすると、フリーランスのエンジニア業は時給換算で4500円が最低ラインとなります。
これは結構一般的な金額なので、まともなエンジニアがスクールで働く可能性は低いですよね。
そもそもスクールを卒業したら、わからないことは自分でググって調べなければいけないので、講師を上手く使いつつ、自分で調べるスキルもスクールに居るうちに伸ばしていきましょう!
わからないことを聞くのではなく、わからないことを解決するにはどうすればいいか聞いたり、考える習慣をつけたいですね。
プログラミングスクールの費用の話
プログラミングスクールの費用は、10万ちょい〜60万くらいです。
これまでの話の通り、金額の安いスクールほど、学習時間が短く講師の質が悪いです。
では、皆が高いスクールを選べばよいかと言うとそうでもありません。
年齢と状況によって、スクールは選びたいです。
社会人で出来るだけ早く転職をするためにプログラミングスクールに通う人は、多少高くても就職しやすいスクールがおすすめです。
私もブラックな営業職辞めて、人生再スタートするために住み込みでバイトしながら背水の陣でプログラミングを学ぶことを決めました。
しかし、エンジニアに転職すれば数十万のスクール費用は元取れるので、とにかく重要なのが中途半端なスクールで時間とお金をムダにするのではなく、就職率が良いスクールを選びたいです。
逆に学生や、時間がある人は、10万ほどの安いスクールで十分です。
さらに自分でカリキュラムを進めていく形式で、教室を沢山使えるスクールが良いです。
また、社会人でもすぐに転職を考えていない人で、まずはエンジニアの適正を調べるために勉強したいという人も同じくです。
有名3スクールの比較
ここからスクールの比較をしていきます。
ここで挙げるスクールは通っていた友人や、講師をやっていた同僚の評価などから選びました。
スクール | カルキュラム時間 | 講座形式 |
---|---|---|
TECH::EXPERT | 約600時間 | オンライン学習&教室利用。 自分で学習カリキュラムを読み進める。 |
TechAcademy | 160時間 | オンライン学習のみ。 |
TECH::CAMP | 60時間〜 | オンライン学習&教室利用。 自分で学習カリキュラムを読み進める。 |
TECH::EXPERTはカリキュラム時間が多く転職サポートが優秀
転職サポートが優秀なのと、学習はハードですが必要なカリキュラムをしっかり用意しています。
転職率98%のTECH::EXPERTは社会人として働いている人が、本気でWebエンジニアとして転職したいならおすすめ!
学べる技術
- Ruby on Rails
- HTML
- CSS
- JavaScript
『Ruby on Rails』は日本で流行っている言語で、Webサービスなどを作るために使います。
バックエンド(裏側の仕組みを作る)のエンジニアは給料も高く将来性もあります。
TECH::EXPERTが他のスクールと違うのが、転職成功率を数字として出しているところです。
そもそもプログラミングスクールは転職率が非常に低いので、受講者の転職率などは出しません。
それだけにTECH::EXPERTが受講者を転職させるために力を入れている事がわかります。
しかし、その分学習はハードになります。
TECH::EXPERTは学習時間を500時間以上と設定しているので、スクール通っている最中は、ほぼ全ての時間を勉強に使わないといけません。(とくに10週間コースの場合)
コースは同じカリキュラムで、期間に違いがあります。
- 10週間のコース:1日10時間
- 半年コース:平時3時間+土日10時間(土日10時間は別の日に振替可能)
TECH::EXPERTの「転職支援」について
TECH::EXPERTの最大の強みである「転職支援」は、本申込前に「選考」を受けてからになります。
選考ではWeb上で、数学クイズや論理的思考能力を試すためのもので、よく聞くフィボナッチ数列などですね。
面談もあります。本人の事情でスクール卒業後すぐに転職できないような状況だと当然選考は落ちてしまいます。
本申込は選考結果を受けて、スクールに通うかどうかを決めるという流れになります。
TECH::EXPERTの選考に落ちたら
TECH::EXPERTの選考に落ちてしまったら…私はハードルの低いエンジニア職を目指す事をおすすめします。
TECH::EXPERTをおすすめしたのは、就職率が高くバックエンドエンジニアは給料も高いためです。
フリーランスになりやすいという特徴もあります。
しかしエンジニアの職種は他にもあります。
その中おすすめなのが、HTML+CSS+JavaScriptをメインに勉強して、フロントエンドエンジニアになるという事です。
フロントエンドエンジニアの学習であればTechAcademyのオンライン講座
フロントエンドエンジニアは学習ハードルが低い分、オンライン講座でも十分学べます。
HTML+CSS+JavaScriptを学習できるスクールは色々ありますが、フロントエンドに特化したコースを扱っているTechAcademyはおすすめ!
学べる技術
- HTML
- CSS
- JavaScript
フロントエンドエンジニアは、HTMLとCSSを学習すればHTMLマークアップの仕事に就けるので、手っ取り早くて転職するならおすすめです。
私もプログラミングに挫折して、とりあえずの就職先としてHTMLやCSSメインの仕事から入りました。
その後仕事をしながらJavaScriptやPHPを学んでいき、今はフリーランスとしてPHP(WordPress)とJavaScriptをメインの仕事としています。
ちなみに、テックアカデミーはフロントエンドエンジニアコース以外にも様々なコースがありますが、難しいコースはオンラインだと挫折率も高いため一番のおすすめはフロントエンドコースで学習して、転職後に働きながら他のプログラミング言語を勉強していくのが良いと思っています。
費用が安いが教室利用できるTECH::CAMPは学生など時間がある人向け
TECH::CAMPは、費用は安いが教室利用出来るので、時間が沢山ある学生向け。
学べる技術
コースが沢山あるので、学べる技術も選択次第で幅広いです。
TECH::CAMPは費用が安いですが、しかし学習カリキュラムも相応です。
とはいえ安い金額で講師に質問できる環境と、集中して勉強するために教室を利用できるためメリットも多いです。
社会人が転職するために利用するなら、カリキュラム以上を自分で学ぶ独学力が必要となりますが、
時間をたくさん取れる学生であれば、費用の安さ・教室利用を考えれば悪くない選択肢となります。