エンジニアが転職を考えるきっかけはたった一つ

2019/07/11

(更新日:2023/09/10

エンジニアが転職を考えるきっかけはたった一つ

私が会社で働いてる中で、転職をすることを考える「きっかけ」は一つだけです。

今まで10年会社員エンジニアをしてきて、20代で4回転職をしてきました。
そして現在はフリーランスエンジニアをしています。

会社が倒産するようなどうしうようも無い状況以外では、エンジニアとして転職を決める理由は一貫しています。

転職するきっかけは「この会社にいてもエンジニアとしてスキル上がらない」と感じたら

「きっかけ」といっても何か事件が起こるわけでもなく、

この会社で働き続けて、一年後・二年後に自分のスキルが上がらないなと感じた瞬間です。

今まで会社で働いてきて、スキルが上がらないなと感じる瞬間はこの2パターン。

  • 期間が決められていない下働き
  • 先輩社員のスキルが低い(案件の質の問題)

正直このどちらかに該当していたら、転職を考えた方が良いと思っています。

期間が決められていない下働き

入社したての仕事は、アシスタント業務や、テスト・運用仕事などスキルをあまり必要としないものからになります。

これは会社側もその人のスキルや、人となりを把握できていないので、しかたがない部分でもあります。

ただし、それが期間が決められていない状態だと、下手をしたらただの下働き要員としてしか考えられていない可能性があります。

実際に、私が過去に勤めた会社では、ずっとスキルの必要としない仕事ばかりで挑戦すらさせてもらえず、
気がつくと社内の制作部署以外からも「あいつは使えない」というレッテルを貼られている人は多く見かけました。

運悪くこういった会社に入ってしまった場合は、時間だけを浪費する状態になります。

先輩社員のスキルが低い(案件の質の問題)

自分の入った会社に先輩社員がいた場合、その人のスキルをよく見てみるのをおすすめします。

単純にその人が勉強不足でスキルが低い場合もありますが、私の経験としては会社の案件の質の問題が大きい可能性が高いです。

これは会社に入ってくる案件は、同じようなものが多くなるのが原因です。

Web制作会社を例にすると、

  • 安いサイト制作をする会社
  • WordPressなどCMSカスタマイズの仕事が多い会社
  • 最先端の技術を使ったクオリティの高いサイトをつくる会社

どんな会社にも、過去の実績から会社の強みなどがつくられてきます。

また、仕事を頼むクライアント側から考えても、自分が頼みたい仕事と同じような実績のある会社にお願いしたくなるものです。

そうなると必然的に会社が受ける案件というのは偏りが出てきます。

その先輩社員が会社に入ってくる案件をだいたいこなせる立ち位置であれば、その人以上のスキルを自分が仕事を通じて身につけることは出来ないと判断できます。

ただし一年は辞めずに続けたほうが良いと思う理由

ちなみに、私はエンジニアはガンガン転職するのを勧めていますが、それでも一年は同じ会社で働いたほうが良いと思っています。

なぜかと言うと、この業界では簡単に人が辞めるので、自分がいきなり会社でメインのエンジニアになる可能性もあるからです。

私が実際にあったのは、入社してからずっと運用仕事などのスキルの必要のない仕事をしていて、一年ほどたって辞めるか考えていたときに、急に先輩社員が2人辞めて、代わりとして自分が抜擢されたりですね。

当時は自分のスキルでは難易度の高い仕事だったのですが、それをうまく乗り切ってからは、社内での評価も上がりガンガン面白い仕事を振ってもらえるようになりました。

転職を決意したとしても辞める前にやっておきたい2つのこと

最後に辞める決意したとして、より良い転職をするために辞める前にやっておきたい事を書いていきます。

面接対策には技術ブログやポートフォリオのアップデート

まずは面接対策です。

すでに未経験から入社しているということは、ポートフォリは作っていると思いますが、アップデート出来るのであればクオリティを上げる意味で改良したいです。

私はそれ以外に、技術ブログを作ることをおすすめしています。

これは私が面接側で感じたときに思いましたが、ブログなどのアウトプットをやっていない人が多すぎるということです。

まともな会社ほと、社内チームでの情報共有を大事にしているため、エンジニアのアウトプットを重要視しています。

そのためプライベートで技術ブログを書いている人はそれだけで評価が一段上がります。

内容は別に高度なものでなくてよく、初級者だったとしても自分の学んだ事をアウトプットできるという姿勢が重要です。

その辺りの話は、こちらの記事で書いています。

働きながら求人をストックしておく

求人サイトは登録無料です。
条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメール届くので、今は転職しないとしても登録しておいたほうが良いです。

また、求人情報の中に知らないフレームワークや技術スキルがあれば、最低でもそのことについて調べておく、できれば触っておくのをおすすめします。

エンジニアの転職では、実務で扱っていないとしても、新しい技術を自分で調べたりしているか面接で聞かれます。

「新しい技術に興味はありますが触ったことありません」では面接で落とされますので、しっかりと準備しておいたほうが自分の求めている会社に入りやすいです。

「転職サイト」と「転職エージェント」の使い分け

求人サイトには「転職サイト」と「転職エージェント」があります。

ストックする目的であれば、大手の「転職サイト」一つに登録しておけばOKです。

日本だとやはりリクナビNEXTが最大手なので、多くの優良な案件が集まります。
転職活動の一歩として、案件のストックに使いやすいサイトです。

転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】

転職エージェントは本気で転職活動はじめるときに使いたい

「転職エージェント」は本気で動き始めるときになったら使いたいです。

私は過去4度転職していますが、全てエージェントからです。
転職活動では両方使いますが、エージェントのほうが採用率が明らかに高いですね。

とくに、私はガツガツお金の交渉するのが苦手なため、給料交渉は圧倒的にエージェントに任せたほうが良いと感じました。

エージェントの人は案件探してメールくれるので、こちらも動きやすい状態になります。