転職を考えているけれど不安な方へ。
今回はエンジニアが「良い転職」をするためコツを紹介していきます。
私は20代で4回ほど転職し、今はフリーランスをしています。
企業で働いていた時には面接官もしていましたので、面接側、企業側、両方の視点で転職のコツを書いていきます。
はじめに:転職活動は面接側の気持ちも理解する必要がある
転職活動では自分のことばかり考えがちですが、まずは相手を理解する必要があります。
私も面接官をしていましたが、実際にやってみて思ったのは「面接時間だけで相手のことを理解するの難しい」ということです。
とはいっても人を採用しないといけないので、相手の行動原理というか深い部分の考えを聞ける質問を考えるわけです。
逆に転職する側としては、面接官が「安心して採用と判断できるもの」を、提出書類と面接時間で証明する必要があります。
【転職のコツ1】技術力の証明するために、クオリティの高いポートフォリオが必須
未経験から業界に入るときにポートフォリオを作ったと思いますが、実務経験者はポートフォリオを作らない人が多いです。
実際、面接官として実務経験者を面接してきましたが、ポートフォリオを作っているのは2〜3割でしょうか。
実務経験者もポートフォリオが必要な理由
転職する理由はいろいろありますが、20代のエンジニアは基本的に今よりも技術力が高い会社を望む人が多いと思います。
そうなると現在の職場で関わってきた仕事では、応募した会社からはスキルが足りないと判断されます。
今の会社の方が技術力が低いのであれば当然ですよね。
そうなると、これから自分が望む会社で働ける技術を、ポートフォリオで証明する必要があります。
【転職のコツ2】技術ブログなどアウトプット力を証明できるものを用意する
なぜアウトプット能力かというと、企業で働くということはチームで働くということで、チームメンバー間の情報共有が必要となるためです。
例えばWeb制作を例にすると、
- A案件:バリバリに目を引くアニメーションのWebサイト
- B案件:jsフレームワークを駆使したシングルページアプリケーション
このように案件ごとに使う技術というのは変わってきます。
そのため、関わった案件で社内のエンジニアのスキルに差が生まれます。
ただ、会社としてはそれではまずい訳で、特定の人に依存する状態にはしたくありません。
その人が辞めたりしたら、そのナレッジが無くなってしまうためです。
そのためエンジニアチームのリーダーは、社内エンジニア同士のナレッジの共有を重要視しています。
社内のWikiを作ったり、勉強会を開催したりですね。
技術ブログなどでアウトプットをしていると、ナレッジの共有を進んでおこなえるエンジニアと判断され評価が上がります。
技術ブログを書いているエンジニアは、それだけで頭一つ抜き出る
技術ブログは実際にやろうとすると手間がかかるということで、やっている人は少ないです。
やっている人は少ないという事は、やる価値は非常に高いです。
別に最先端の技術を書く必要はなく、現在の自分が実際に学んでることや、今まで学んできたことを書けばよいです。
ブログではなく、Qiitaなどのサービスでも良いのですが、私は自分の資産になるブログの方がおすすめです。
【転職のコツ3】給料交渉はエージェントに任せる
転職時の給料交渉が苦手な人は、転職エージェントを使うのをおすすめします。
私は転職時には転職サイトと転職エージェント両方使いますが、実際に転職を決めたのは全てエージェント経由です。
ただし転職エージェントを信用しすぎず「うまく使おう」
そもそも転職エージェントは、自分たちの利益のために人を紹介するのが仕事です。
もちろんこれは極端な見方ですが、エージェントの言う通りにするのではなく、自分の要望をきちんと伝える事は大切です。
私が転職エージェントを使った転職経験をしたなかで、エージェントからの推定年収と、自分の希望年収に差がありました。
私が希望で出した年収は、転職相場や周りの知り合いエンジニアを参考に出したもで結果は問題なく企業側に通りましたが、
採用連絡のときにエージェントの方と話をしたら「あの希望年収で通ると思わなかった」というお話を最後にしました。
エージェントを使う場合、『担当の方の経験が必ずしも高いわけではない』ということは覚えておくとよいと思います。
また、年収は入社後に大きく変わるものでもありませんので、自分から考えて多少高めで交渉してもらうというのはアリかと思います。
すぐに転職しないとしても、求人をストックしておく事が大事
求人サイトは登録無料で、条件にあった新規求人やおすすめ求人がメールが届きます。
エンジニアの場合は、実際に転職するかどうかではなく、自分のスキルに近い案件が年収いくらなのかとうチェックのために求人をストックしておくことをおすすめします。
また、求人情報の中に知らないフレームワークや技術スキルがあれば、最低でもそのことについて調べておく。
できれば触っておいたほうが良いです。
エンジニアの転職では、新しい技術を自分で調べたりしているか面接で聞かれます。
「新しい技術に興味はありますが触ったことありません」では面接で落とされます。
しっかりと準備しておいたほうが自分の求めている会社に入りやすいです。
「転職サイト」と「転職エージェント」の使い分け
求人サイトには「転職サイト」と「転職エージェント」があります。
ストックする目的であれば、大手の「転職サイト」一つに登録しておけばOKです。
日本だとやはりリクナビNEXTが最大手なので、多くの優良な案件が集まります。
転職活動の一歩として、案件のストックに使いやすいサイトです。
転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】
転職エージェントは本気で転職活動はじめるときに使いたい
「転職エージェント」は本気で動き始めるときになったら使いたいです。
私は過去4度転職していますが、全てエージェントからです。
転職活動では両方使いますが、エージェントのほうが採用率が明らかに高いですね。
とくに、私はガツガツお金の交渉するのが苦手なため、給料交渉は圧倒的にエージェントに任せたほうが良いと感じました。
エージェントの人は案件探してメールくれるので、こちらも動きやすい状態になります。