エンジニアは転職することで年収UPするのか気になる方へ。
とくに初めての転職では不安なことも多いかと思います。
今回はエンジニアが転職によって、年収を上げるためのポイントを書いていきます。
結論:業務歴が短いエンジニアは転職で確実に年収UPできる
エンジニアが転職で年収がアップするかどうかですが、エンジニア歴の短い人ほど確実に年収はUPします。
なぜならエンジニアは、スキルの成長に比べて年収が低くなるためです。
私は20代で4回ほど転職し、繰り返すことでスキルと年収を上げていきました。
その中で感じた、エンジニアのスキルと年収が乖離していく理由を話していきます。
エンジニアがスキルの成長に比べて年収が低くなる理由
エンジニアの成長速度というのはとても早く、未経験者だと2〜3年で一人前になります。
しかし、年収はそう簡単には上がりません。
IT企業は、3ヶ月や半年ごとに査定を行う会社も多いですが、一年で上げられる給与上限が決まっているためです。
そのため未経験での入社は、低い給与で始まり、頑張って2年後に一人前になったとしても、せいぜい年収が50万とか上がれば良いほうじゃないでしょうか。
一番の問題と感じるのは、その会社で未経験から頑張って一人前になった人より、
その人と同じくらいのスキルのエンジニアが中途入社してきて、その人の方が年収が高いなんて事が良くあるところです。
その辺りの詳しい話はこちらの記事で書いています。
エンジニアが転職で年収UPするためのポイント
エンジニアは今の会社でスキルアップ出来ていれば、確実に年収があがります。
ただし、業務歴ではないということに注意が必要です。
10年働いたエンジニアより、業務歴4年のエンジニアのほうが給料が高いことも多いです。
年収を上げたいエンジニアが抑えておきたいポイントは次の通り。
- 【転職のポイント1】稼いでいる企業への転職
- 【転職のポイント2】比較的新しい大企業への転職
- 【転職のポイント3】金銭面や待遇面を入社前に交渉する
【転職のポイント1】稼いでいる企業への転職
当然ですが、稼いでいる企業ほど年収高いです。
自社開発会社は当然ですが、Web制作会社なども同じくです。
私は今までWeb制作会社にずっとで働いていましたが、かなり差が激しいですね。
お金のあるクライアントを抱えているかどうかは、ホームページの実績を見ればわかるので、エントリー前によく確認するのが重要です。
【転職のポイント2】比較的新しい大企業への転職
外資だとGoogle Japanなど。
日本企業だと楽天やサイバーエージェントなどの、大企業でも比較的新しいIT企業です。
ちなみに古い企業はエンジニアの給料安いので辞めたほうが良いです。
新卒の給料あげたりすることがニュースで取り上げられたりしますが、あれはあくまでパフォーマンスだと思っています。
また、有名企業で働くメリットは、給料が高いという以外にも『箔がつく』というのもあります。
『箔がつく』というのは、「以前Googleに勤めてました」と言うだけで、勝手に高く評価してくれるという事です。
これはエンジニアキャリアの中で、非常に有効に作用します。
大企業はいつでも中途募集しているので、転職を考えている人は受けることを検討してみてください。
【転職のポイント3】年収や待遇面を入社前に交渉する
これが一番大事だと思っていて、年収や待遇をきちんと交渉することです。
日本人は前職(現職)をベースに、転職時の年収を考えたりする人もいますが、これはよくありません。
エンジニアはスキルがあっという間に伸びるので、あくまで転職時に「自分のスキルが転職市場でどれくらいの価値があるか」を考えて決めたほうが良いです。
また、年収以外の待遇面も交渉する価値はあります。
私の知り合いには、通勤時間が長くなりそうな会社での面接時に「指定席」で通勤することを条件として出した人がいました。
そういった、仮に前例が無かったとしても、交渉すれば通ったりします。
これが入社後だと格段に難易度が上がる、というかほぼ無理なので、あくまで面接時や入社意思の確認段階で話をする必要があります。
転職を思い立ったら「自分の市場価値の把握」と「面接準備」を始めよう
エンジニアの転職では、今勤めている会社よりも技術力が高い会社などを望む人が多いと思います。
当然なのですが、今の会社での仕事成果だけで、格上の企業に面接に受けに行っても落とされる可能性が高いです。
そして、「自分の市場価値の把握」を把握していないと、いくらの年収で交渉するかも見えてきません。
『エンジニアが転職するコツ』はこちらの記事で書いていますので、転職を考えている方であれば、参考になるかと思います。