Web制作会社で働くのはきつい?残業少ない会社の見つけ方

2018/07/23

(更新日:2023/10/22

Web制作会社で働くのはきつい?残業少ない会社の見つけ方

Web制作会社で働こうと思うけど、

  • 残業多いんじゃないか
  • なんかデスマーチとか聞くけど

そんな事を考えてしまいますよね。

私はブラック企業の営業からWeb制作に転職したので、「Web制作もブラックなのか?」とか気になっていました。

結論から言うとWeb制作会社は残業多いんですが、その中でも残業少ない会社を探す方法はあります。

私もWeb制作会社で10年間4社で働きました。実際の経験を元にそのあたり書いていきます。

なぜWeb制作会社は残業が多いのか

まずはWeb制作会社の残業が多くなる理由から。
大きく分けると、この3つが原因になります。

  • むちゃぶり(短納期・仕様がころころ変わる)するクライアントと仕事している
  • 営業・ディレクターがスケジュール管理できない
  • 規模の大きいシステム案件ほどデスマーチになりやすい

むちゃぶり(短納期・仕様がころころ変わる)するクライアントと仕事している

これは、むちゃぶりするクライアントの案件を受けないとやっていけない会社や、クライアントと交渉出来ない営業・ディレクターの責任です。

納期が短いのに仕様がころころ変わったりするのは、こういう案件が多いです。

営業・ディレクターがスケジュール管理できない

次に営業やディレクターがスケジュールの見積りが甘かったり、デザイナーやエンジニアの案件状況を把握していないために、残業が増えるパターン。

これも結構あります。

クライアントの問題ではなく、社内の人間の問題なので余計にイライラがたまります。

システム規模が大きいほどデスマーチが起きる

上記2つの問題に加えて、案件規模が大きいとデスマーチが起こりやすいです。

『デスマーチ = 過酷な労働状況』ということで、私の中では連日泊まり込みレベルの状態という認識です。

デスマーチは度々の仕様変更や短納期などもありますが、結局人手不足が大きいので、規模が小さい会社で起こりやすいです。

残業の少ないWeb制作会社の見つけ方

ここまでWeb制作会社は残業多い、ということを書いてきましたが。

残業の少ない会社はあります。

私が今まで働いて来た会社には残業1時間くらい、という会社もありました。

外からそういう会社を見つけるのは難しいですが、どういった会社が残業少なめなのかポイントを上げていきます。

事前に調べたり、面接でそれとなく確認することで残業多めの会社を避けられます。

  • 会社の規模が小さすぎない(50人以上)
  • クライアント直請けの案件が多い
  • 社員の年齢層が若すぎない
  • 離職率が低い
  • 自社サービス会社という選択肢

会社の規模が小さすぎない(50人以上)

会社の規模が小さすぎると、人が足りない案件に人を追加できずに残業が多くなります。

また『規模が小さい = 稼げていない』会社ということになるので、むちゃな案件を断れない弱い立場の可能性が高いです。

ということで、人数が少なすぎる会社で働くのは注意が必要です。

だいたい50人以上であれば、制作の人間も15〜20人程度はいるので一つの目安になります。

クライアント直請けの案件が多い

「会社の規模が小さすぎない」と同じく会社が稼げているかどうかを見極める目安となります。

大元のクライアントとの間に、制作会社が入るような孫受けが多いと案件の利益が低くなります。

会社として経営に余裕がないため、むちゃな案件も断れず業が多くなりがちです。

孫受けは制作実績として会社のWebサイトに掲載できないため、最新の制作実績が少ない場合は注意が必要です。

社員の年齢層が若すぎない

これも要注意で、エンジニアの転職市場には30代で経験ある人も多いです。

それなのに若い人しか社員がいないというのは、残業多すぎて30代以上で家庭もった人などがすぐに辞めてしまっているということです。

もしくは、馬車馬のごとく働かせるために、あえて若い人しか雇っていないという事も考えられます。

離職率が低い

離職率が高いのは避けたい、これは当然ですね。

20代の若い人すらどんどん辞めていく、ヤバイ会社です。

ただ離職率の高さは、事前に調べたりしにくく、面接でも聞きづらいです。

面接で社員の年齢層の質問をして、想像していくしかないですね。

自社サービス会社という選択肢

最後に受託の制作会社ではなく、自社でWebサービスを制作・運用している会社に入るという選択肢です。

ちなみに私の知り合いの30歳以上のエンジニアの多くがこの選択をとっています。

基本残業は少なくなるケースが多いですが、社員数や年齢層など上記であげた点はよく確認したほうがよいです。

クライアントがいなくなるわけではなく、『クライアント = 社長』と置き換わるだけですので、Webを知らないワンマン社長の下で働いたりすると結局忙しさに変わりはない、ということにもなります。

社員数が多くて、30代以上も多い。そんな会社が狙い目です。

デメリットとして、制作技術の成長は遅くなります。
サービスのメンテが基本的な仕事になるため、マンネリ化するためです。

また制作の仕事以外にも担当する可能性があります。
自社サービスの仕事が少なく時間が空くため、広報などを担当したり。

結論:そもそもWeb制作に限らず日本は残業多い。なら好きな仕事をしよう!

Web制作会社は残業多いよ。という話でしたが、日本はそもそも残業多いです。

仕事の中だと、事務仕事や経理・会計なんかが残業少ないですが、私のやりたい仕事ではありません。

私は10年以上Web制作会社で働いてきたのも、「好きな仕事でストレスが少ない!」というのが大きな理由です。

もし、入ってみてダメだと思ったら、さっさと転職しましょう。
私も4回転職していますが、世の中会社は沢山あります!

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