未経験がWeb業界に転職するためにやるべきこと!【面接官目線で考える】

2018/07/24

(更新日:2023/10/22

未経験がWeb業界に転職するためにやるべきこと!【面接官目線で考える】

Web業界へは未経験でも転職できます。

私もブラック企業の営業から転職して、Web業界で10年以上働いてきました。

10年働いて面接する立場にもなりましたが、未経験者の応募は多いし採用することはあります。

プロのエンジニアと面接官の視点から転職するためにやるべきことを書いていきます。

Web業界に未経験から入ってくる人は多い

Webが好きとか将来性などより、今の自分が働いている環境から抜け出したい、という人が多いですね。

私も営業から「クソみたいな環境から抜け出したい」「自分に自身を持てる仕事をしたい」と思って転職をしてきました。

Web業界の職種によっての就職のしやすさ

Web業界といっても職業が色々ありますが、主にこの3つ。

  • Webデザイナー
  • Webエンジニア(マークアップ・フロントエンド・システム開発)
  • Webディレクター

私は10年間、職種をうろうろとしていて、今はフロントエンドエンジニアですが、WebデザイナーやWebディレクターとしても働いていた頃があります。

どの職種も未経験から勉強すれば可能ですが、Webデザイナーとしての就職が一番ハードルが高いです。

なりたい人が多いのと、美大卒の人がライバルになるからですね。

逆にWebディレクターは常に人が足りてない職種で、技術を身に着けて無くても転職できます。
もちろんディレクターも制作技術はあった方がより確実です。

今回は主にフロントエンドエンジニアとして書いていきますが、他の職種でも参考に出来る部分はあるかと思います。とくに制作職はWebデザイナーは似てるところが多いです。

面接官として意見:未経験者は勉強するだけではダメ

面接する立場として未経験者のどんなところを見るかというと、以下の3点です。

  • 1.技術力(スキルレベルと速度)
  • 2.成長に期待ができる(やる気)
  • 3.チームに合う人(または会社に合うかどうか)

勉強して制作技術を身につけるだけでは、「1.技術力」だけしかクリアできません。

それでは一つづつ見ていきます。

1.技術力(スキルレベルと速度)

今は制作職の場合、実技試験があります。

  • マークアップ/フロントエンド → HTMLコーディング試験
  • デザイナー → バナーデザイン試験
  • アプリエンジニア → 時計アプリ作成試験

内容は会社によって変わってきますが、上記は実際に実技試験として出していた試験内容です。

当然試験時間もあるので、技術と速度が見られます。

未経験ですし、速度については面接の緊張なども考慮されますのでそこまで重視はされませが、それでも速いに越したことはないので、勉強段階で作業速度は意識しておいたほうが良いです。

2.成長に期待ができる(やる気)

面接する立場では、やる気を測るのは非常に難しいです。

結局言葉だけだと嘘くさいので、目に見える形にする必要があります。
そこでおすすめなのが「技術ブログ」です。

私は未経験で転職するには技術ブログを書くことをおすすめしていて、詳しくはこちらの記事に書いています。

ちなみに面接していて、未経験者で技術ブログをやっている人はほぼ居ません。

技術ブログは、やる気をアピールするには強力な武器になります。

3.チームに合う人(または会社に合うかどうか)

これには複数の意味が含まれています。

  • チーム(会社)の雰囲気に合うか?(年齢・コミュニケーション力・経歴)
  • チームとして行動できるか?(勉強会や技術共有のためのアウトプット能力)

主にこの2つで、面接前に用意できるのはアウトプット能力だけです。

そして技術のアウトプット能力は「技術ブログ」でアピールできます。

結果:採用確率あげるには「実技試験突破できるスキル」と「技術ブログ」

ということで、勉強しながらレンタルサーバーにWordPressインストールして技術ブログを書きましょう!

未経験者は技術ブログやってる人まったくいませんが、
技術ブログ「やってる人」と「やってない人」の二人が面接来たら、やってる人採用するのは当然ですよね?

未経験者が制作技術を学ぶには

独学かスクールになります。
私は独学で挫折してスクールに通いました。

昔は今のようにしっかりしたカルキュラムもなく、いくつかのコース受けて90万ほど学費借金しました。

当時は23歳でかなり金額も重かったですが、それから10年以上働いてこれたので、通って良かったと思っています。

独学の挫折のしやすさを考えると、分割払いででもスクールに通ったほうが確実にスキルが身につきます。

スクールで学ぶ

WebエンジニアのスクールはTECH::EXPERTがおすすめです。
理由は以下の記事にも書いてますが、転職サポートが優秀なのと、カルキュラムがしっかりしているためです。

HTMLやCSSメインのフロントエンドエンジニアであれば、TechAcademyのフロントエンドコースがおすすめです。

オンライン学習ですが、フロントエンド専門のコースを用意している数少ないスクールです。

独学で学ぶ

独学の場合は動画講座が今は沢山あるので、まずはHTMLやCSSの勉強から入ることをおすすめします。

以下記事にて動画講座での勉強方法と合わせて実践トレーニグを紹介しています。

『勉強4:実践トレーニグ(サイトをキャプチャしてコーディング練習)』で実際のサイトをコーディングする訓練は、フロントエンドの実技試験でも役に立ちます。

未経験者がIT企業に転職するのにおすすめの転職エージェント

未経験だと転職エージェントによっては紹介してくれる求人が少ないという事もあるので、複数サイトに登録するのがおすすめです。

こちらの記事でタイプ別でおすすめの転職エージェントを紹介しています。

最後に

HTMLやCSSはもちろんですが、プログラミングスキルはだれても身につけることができます。

プログラミングには向き不向きがありますが、向き不向きで変わるのは習得までの時間で、勉強を続ければ誰でも身につけられます。

「今の環境から抜け出したい」「手に職をつけたい」など勉強をはじめる動機は人それぞれですが、自分を信じて努力してみてください!