freeeを使おうか迷っている方へ。
freeeは他のクラウド会計ソフトとどう違うのか。
どんなユーザーに合ったソフトなのか。
実際にフリーランスになってから二年間、確定申告書の作成で使ってみた経験からお話していきます。
▼はじめての確定申告振り返り記事
フリーランスで簿記の知識がないならfreeeが一番
クラウド会計ソフトはいくつかありますが、有名なのは3つ。
それぞれ、どんなユーザーに向けのソフトなのかというと。
- クラウド会計ソフトfreee:簿記がわからない人向けソフト
- MFクラウド会計:税理士向けソフト
- 弥生会計 オンライン:税理士向けソフト
freee以外は「税理士向け」につくられているんです。
簿記の知識がある人向けと言ってもいいですね。
freeeだけが簿記を分からない人向けにつくられたソフト
freeeは「借方」や「貸方」というような、簿記の言葉を極力使わずに設計して、フリーランサーが自分で確定申告するためにつくられたソフトになります。
もともと弥生会計がオフラインソフトでも有名で、弥生のスタンスは「会計ソフトに簿記の知識がいるのは当たり前」という感じでした。
なので簿記の知識がない人に難しいソフトになっています。
それからfreeeが「一般ユーザーがわかりやすいソフト」として登場しました。
最後にMFの登場です。MFは弥生よりにもっと税理士が使いやすいように目指して設計されたソフトになります。
一般企業は税理士にまかせているケースが多いので、そこを狙ってきたソフトです。
一年間一万円で確定申告書作成の時間を短縮
freeeには3つのプランがあります。
フリーランスであればスタータープラン(9800円/年)で良いかと思います。
プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
料金 | 月額払い 980円 (税抜) 年額払い 9,800円 (税抜) |
月額払い 1,980円 (税抜) 年額払い 19,800円 (税抜) |
年額払いのみ 39,800円 (税抜) |
主な機能 | 基本的な記帳機能 ファイル保存 月5枚まで 基本的な請求書機能 確定申告機能 |
スターター全機能 ファイル保存無制限 請求・支払効率化 定期請求・合算請求 売掛・買掛レポート 資金繰りレポート 消費税申告機能 |
スタンダード全機能 カスタム権限管理 仕訳承認 仮締め 部門階層 配賦計算 電子帳簿保存 経費精算 |
サポート | チャット メール |
チャット(優先対応) メール(優先対応) |
チャット(優先対応) メール(優先対応) 電話 乗換代行 |
freeeはソフトにポチポチ登録していけば、確定申告書がつくれるようになっています。
普通の会計ソフトに比べてわかりやすいので理解が速いです。
私は、最初は年9800円というのを渋っていましたが、30日無料登録を使ってみたところ、使いやすさに衝撃を受けました。
正直なお話しますと、100%簿記知識なしでは無理です。
極力、会計用語や考え方は省いているようですが、それでも少しはでてきます。
ただ、freeeの公式FAQサイトや、チャット・メールのサポートで十分解消できます。
freeeのデメリット
すばらしいソフトのfreeeですが、使ってみて混乱した部分もあります。
こちらの記事でも書きましたが、簿記の知識があると逆に足を引っ張ります。
一年目で詰まったのは帳尻の合わせ方ですね。
二年目はまったく問題なかったので、一度やれば慣れます。
freee使って二年目の確定申告は半日で終わり!
一年目は会社員とフリーランスの収入がまじっていたので、
freeeではどう登録するのか、金額が合わないときどうするかで迷いました。
二年目は慣れていたので、半日で確定申告書の作成完了!
こまめに処理をしてなくて一年分を一気にやりましたが、予想より早く終わりました。
結論:freeeはフリーランスにおすすめなクラウド会計ソフト
二年使ってみて、やはり簿記知識のないユーザー向けに作られたソフトだけあるなと感じました。
本来分かりづらいものを、UIなどを工夫してユーザーにわかりやすく見せるfreeeはすごい!
フリーランスは自分のリソースをどう使うかが全てなので、年一万円ですが絶対に使ったほうが良いサービスです。
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